雨上がり気まぐれ蒼い風

東海道貨物線でチマチマと。

いじめられっ子へ。いじめっ子へ。

えーっと今回は真面目に、電車ばかりでなく、ちょっとはブログっぽいのを書いてみたいと思います。
今回のテーマは「いじめ」について。
「いじめ」は大なり小なり存在しています。精神を病ませて自殺につながるようないじめから、ちょっとした意地悪など様々です。
今回は、大きなものも小さなものも「いじめ」として考えたいと思います。

まぁいきなりカミングアウトしますが、自分は小1〜中2までの8年間に「いじめ」を受けていました。
あっ、今回の記事は、『俺っていじめられたんだぜ!こんなに不幸だったんだ!いじめはなくなるべきだ!いじめっ子が完全に悪い!』なんて言うような軽いものではありません。
8年間のいじめを受けてきて、今になって、自分をいじめてたいじめっ子の気持ちがなんとなくわかるんだ‥って話もあります。
そして、この世の中いじめられて苦しんでいる人が沢山います。
現在、いじめで苦しんでいる人に、この記事を見てもらって、まぁ飽くまでも自分の人生は一例。こんなケースもあるんだ‥っておもってもらいたい。
テスト前に対策で、問題の出題例がでてそれを一生懸命やれば、テストは楽ですよね?
まぁそんな感じで、自分の過去の記憶を振り返りながら、どのようにいじめを乗り越えたかをご覧ください。

今から13?14?年前にさかのぼります。僕は小1でした。クラスにはガキ大将みたいなやつがいました。残念ながら、自分はそいつのターゲットになってしまったのです。
嫌がらせはされるわ、暴力はされるわ。子供って本当にえげつないです。
小3までクラス替えがなかったので、このような状態がまぁ2年続いたわけです。
原因は、おそらく当時の俺は半端なく運動神経が悪かった!それだけでもいじめの対象になるんですね。振り返ってみれば、泳げないやつ!とか色々言われてたんでそうだと思います。
当時は気を病ませるなんて考えてなかったので、3年になるまで耐えたんです。
そしてクラス替えの時に、そのガキ大将が俺に言いました。
『今までいじめてごめん』と。
その時は、どうしたんだこいつ!?と思いましたが、おそらく彼は自分をアピールするのに"一生懸命"だったんだと思います。
そのあとは割と仲良く、小5になっておんなじクラスになりましたが、家に遊びに行ったり、ゲームしたりと、小1〜2までは考えられないほどの関係に笑笑
彼は、中学時代に気を病んでしまったそうで。
このことから推察するに、いじめっ子は必死だと言うこと。そしていじめられっ子も必死です。
いじめってのは、周りに言って止めてもなんも意味がありません。
どうすればいじめはなくなるのでしょうか?
それは、自分が変わるか、相手が変わるか‥です。
小5の時の話です。隣のクラスが荒れてました。
隣のクラスのまぁ背が高くて、ガタイが良いヤツが自分のクラスに入ってクラスメイトをいじめてたんですよ。
その時なぜか正義の心(?)が炸裂して、自分は「いじめるんじゃねぇ」って言ったんです。
そしたらターゲットが自分になりました。
喧嘩の始まりです。当時、自分ははだしのゲンにはまってて、ゲンが喧嘩で手を噛むシーンがあり、それを使ってみました。
いや、今考えると申し訳ない‥。見てたらごめん。
てな感じで喧嘩が止められて終わったんですが、しばらくは冷戦状態。
そして、不幸なことに彼と自分は文化祭の出し物で同じことをすることになってしまったんです。
最初はピリピリしてましたが、だんだん打ち解けあい、無事に文化祭を成功!
今ではまだつるんでおり、自分の大切な友達の一人です。
てなかんじで、いじめられっ子と後々友達になるなんてケースもあります。

中1。中学生のいじめはなかなか壮絶です。
荒れた心でのいじめですからね。
当時自分は帰宅部でした。色々ありまして。
帰宅部だとまず友達ができないんですよ。それで自分は一生懸命になっていました。
学級委員をやってみたり、自分をアピールしまくったんです。友達が欲しくて。
それが仇となり、いじめのターゲットに。
今思い返せば、あんときあーしなきゃよかった‥なんて思いますが、当時は必死なので仕方ないです。
一生懸命なのに、自分は不器用だったんですね笑笑
まぁ今となれば、いじめられてた気持ちもわかります。
不器用なやつが、学級委員とか調子に乗ってやってたら、いじめたくなりません!??

そして中2。自分はまだ友達を作ることに必死でした。友達の数が多ければ自分が認められる‥的な考えをしてたんですね。
2年生になると、部活をやめる人が増え、中1のような孤独感がなくなりました。孤独感がなくなり友達を作りまくるチャンス!と思い、自分は失敗しました。
そう!友達になってはいけないようなヤツと友達になってしまったんです。
まぁいわゆるヤンキーですね。
なぜか途中からいじめられるようになりました。廊下で見かけたらボコボコにされるなんて生活です。
でもそのヤンキーたちには今になって感謝してますよ。自分にこれからを生きやすくするようなあることに気づかせてくれたんです。
そう、自分は一生懸命すぎた。たいしてなにもできないのに、友達を作るのに一生懸命で、認められたくて、調子に乗ってた。
だから俺はいじめられるんだ。そしてノリが悪かったってのも原因でした。そこで自分を変える努力をしてみたんですよ。
そしたら不思議といじめられることはなくなりました。

繰り返しますが、いじめはどうしたらなくなるか。
それは自分が変わるか、相手が変わるかです。
いくら周りが仲裁したって、いじめっ子が変わらなきゃ、いじめられっ子が変わらなきゃ意味がありません。

いじめられっ子へ。現在いじめられて辛いと思う。しかし今の君は少し一生懸命すぎるかもしれない。まずは冷静にいじめっ子が自分をどのようにみてるか考えてみよう。そしたら原因が見つかるかもしれない。そして自分から諦めるようなことはしてはいけない。いじめられた経験は辛いものだが、耐えた先には明るい未来が待ってるはず。まずは自分を変えることから始めてみよう。

いじめっ子へ。君も一生懸命。自分が認められたくて、自分より弱いものをいじめている。しかしそれで本当に認められるかな?それよりやるべきことが君にはあるはず。取り返しがつかなくなってからでは遅い。そして、もし今までいじめてた子がいたら、友達になってあげて。そうすれば、君にも相手にもきづかされることがあるはず。