雨上がり気まぐれ蒼い風

東海道貨物線でチマチマと。

きんたろう。

今日は、門司の金太郎ことEH500が、検査入場のため、新鶴見機関区にいるとのことで撮影。

f:id:ef652097:20181105172429j:plain

おっ。いたいた。EF65 2076とドッキングして、結構撮りやすい位置にいるじゃないですか。

ここで疑問に思ったのが、大阪方が2エンドであったこと。

よくよく考えれば、この門司金太郎。門司から山陽線東海道線、多分湖西線北陸線信越線、上越線高崎線武蔵野線周りで新鶴見へ入るので、大阪方が2エンドになる。

関門トンネル用の機関車であるため、向こうでは幡生操車場と千早操車場を往復するだけの、割と短距離での活躍であるが、検査の際には、かなり遠回りでこっちまで来るよう。

東海道線回せば早い話なのだが、噂ではオレンジ色の某会社が、EH級は機関車2台分の線路使用料を徴収するために、北陸経由で回しているんだとか。

f:id:ef652097:20181105173244j:plain

せっかくなので、仙貨金太郎と比較してみる。

大きな違いと言えば、保安装置。

門司金太郎はATS-DFとATS-SF。

仙貨金太郎はATS-PFとATS-SFとATS-PsとATC

ATS-PFは、主に首都圏のいろいろな路線で使われているATS-Pの貨物バージョン。これがない門司金太郎は、首都圏を走れないことになる。なのでこっちへ来るときは必ず無動力。

ATS-DFは、九州の方の保安装置だったかな?これはウル覚え。なので門司金太郎に付いている。

ATS-Psはどんなやつだったか忘れてしまった。勉強不足。

そしてATCATCと言えば導入されているのは、主に山手線(電車線)や京浜東北線である。

なら仙貨金太郎は山手線(電車線)や京浜東北線を走るのか、というわけではない。

これは、北海道と本州を結ぶトンネルである青函トンネル用である。

いまでこそ交流25000Vとなり新幹線へ移行され、青函トンネルをはしる貨物用の電気機関車は、交流25000Vを走行可能なEH800となっているが、それ以前の青函トンネル在来線時代は、交流20000Vだったため、青函トンネルをはしる貨物用の電気機関車は、仙貨金太郎であった。

それの名残が保安装置として未だ残っているのである。

あとは黒いゴム?の箇所だとか、ナンバーが銀か白かとか。細かい違いがちらほら。

f:id:ef652097:20181105181542j:plain

あとは、貨物の機関車では門司区所属にしか見られないのだが、パンタグラフのホーンと呼ばれる架線に触れる部分の両先端が黄色く塗られている。

f:id:ef652097:20181105181721j:plain

パンタグラフだけの写真がなかったので、編成写真になってしまい申し訳無いが、仙貨金太郎は、ホーンが赤色。

九州の友達に聞いた話だと、門司金太郎も初めはホーン赤色で出るみたいだが、門司に到着すると塗られてしまうことがあるらしい。

あるらしいなので、向こうにもホーンが赤色のやつも存在するとか。